Tides_of_War

盤根錯節

あの頃みたいに、インターネットに書き続けれない虚無感

この記事を読んで虚しくて堪らない。

 

blog.hatenablog.com

 

初めてブログにハマった頃を思い出した。当時自分は高校入学で電車通学。田舎の電車は駅に着いてもすぐに出発しないことも多い。また、本数が少ないから、多少早くても駅に着いておくのは当たり前。要するに駅と車内で過ごす時間は異常に長かった。そんな自分が暇つぶしとしてハマったのがブログ、アメーバブログだった。帰りに駅に着いては、ガラケーを開いてブログを書く毎日。どうでもいい、本当にチラシの裏に書く価値すらないような日記を積み上げた。でもそれが堪らなく楽しかった。誰の眼にも触れない、触れさせるつもりのない。ただブログを書くということが楽しい時代が自分にもあったのだ。

 

それからしばらくして、ライフスタイルの変化もあり、ブログを書くことから離れる。大学生になり再度アメーバブログを開くも、こちらは長続きせず。すでにブログを書くという情熱が冷めていたようだ。

 

この後、自分は当時ハマっていたゲームのプレイ記録を残す目的で、新たなブログ(ライブドアブログ)を開設する。そしてPVを稼ぐことの喜びを知った。イベントの時期に書いた記事が1日1000PVに迫り、ライブドアブログの星も一気に増えた。もちろんイベントの時期を過ぎれば、PVも星も元に戻ったが。攻略サイトのマネごとをした時期もあったし、ゲームに物申したてPVが増えたこともあった。サイトデザインに凝ってCSSを弄り続けた時期もあった。つまり今振り返ると、承認欲求(読まれたい気持ち)が少しずつ芽を出したではないかと思う。

 

そして今、はてなブログの片隅で膝を抱えている。確認したところ引っ越してきてからもう4年半以上経っているらしい。

 

 

俺はもう純粋にブログを書くことができない。書きたいことが思い浮かび、編集ページを開いてもほとんどは投稿できずにゴミ箱に捨ててしまう。それは「毒にも薬にもならないダイアリー」だろうが「はてブでバズるような記事の劣化コピー」だろうが。滅多に書ききることができない。

 

キーボードをパチパチ叩きながら、いろんな感情が湧いてくる。「読まれたい」「読まれたくない」「読ませるつもりもない(読んでいただくほどの価値がない)」「こんなものを投稿して何の価値がある?」「時間の無駄」「ブログを書くことは楽しい」「誰かに読んでもらうために書いてるわけじゃない」「こんな文章をネットの海に流すな」「書きたいことがうまくまとまらない」。感情のぶつかり合いは集中力を削ぐ、停滞を生む。

 

そして俺は結局ブログをゴミ箱に捨てる。ただただ書くことが楽しかった時代の俺に戻りたい。はてなブログの左上「はじめみよう!収益化攻略ガイド」の文字がとても虚しい。本当に虚しい。それが例え銭のためだったとしても、ブログを書き続けれる人は本当に尊敬する。

 

でもこのブログは何とか公開できたから、今はそれでいいか。