Tides_of_War

盤根錯節

ポケモンHGSS ピジョット一匹縛り旅

最近某実況者のポケモン動画ばかり見ている影響で、自分も縛りプレイをしたくなったからピジョット1匹縛り旅をやったよ、という話。

 



縛り条件

・戦闘に参加できるのはピジョットのみ

・戦闘中の道具は使用禁止

個体値、性格厳選を禁止

 

強制戦闘以外の経験値入手も可。(戦えるトレーナーとは積極的に戦うし、野生と遭遇すれば倒す。)

努力値は意図的な調整をしない。ただし詰み回避のため、レベル100になっても攻略が無理そうであれば振り直しを検討する。

 

ここが辛いよピジョット一匹縛り

種族値が低い

合計種族値が469。最終進化(しかも第3進化)でありながら、493匹中187位という順位の低さ。

配分はHP83、攻撃80、防御75、特攻70、特防70、素早さ91。元々少ない種族値をバランスよく振り分けてしまった結果、どのステータスも高くない(得意分野がない)という状態になっている。

攻撃・特攻の低さは旅ではネックで、どれだけ理想個体・育成でも300を超えることがない。

画像引用元

技のレパートリーが少ない

第四世代ということを考慮しても技のレパートリーが乏しい。

タイプ一致では、おんがえしそらをとぶがあるので最低限の火力は出る。ただしおんがえしの入手はハードルが高い*1。また、そらをとぶは相手に1ターン行動を許してしまうため、積み技を使用される等リスクもある。どちらも癖があると言わざるを得ない。

火力に限れば、ギガインパクトはかいこうせんゴッドバードも覚えるのだが、いずれも1ターン無防備になるため、1匹縛りではとても使えない。またこの世代ではぼうふうも未実装で、ブレイブバードは覚えない。

特に苦しいのはサブウェポンの貧弱っぷりである。自力で覚えるのはたつまき(40・ドラゴン)のみ。わざマシンを含めても、どろぼう(40・あく)、はがねのつばさ(70・はがね)、とんぼがえり(70・むし)のみである。(今回は個体値厳選を行わない旅なのでめざパは除外)

タイプも威力も微妙なものしかない。一応はがねのつばさピジョットの苦手な、いわタイプに有効なのだが、はがねのつばさわざマシンは28番道路(シロガネ山へ向かう途中)というあまりに遅すぎる入手。そしてレッドの手持ちにはいわタイプはいない。更に付け加えると、HGSSで戦闘するいわタイプの大半は、イワークイシツブテ・ゴローン。いずれも防御が厚く、特防が脆いため、実ははがねのつばさでもエアスラッシュでもダメージに大差はない。

技教えを含むと、あやしいかぜ(60・ゴースト)、ねっぷう(100・ほのお)。ねっぷうは唯一まともなサブウェポンになのだが、技教えを利用できるのは殿堂入り後。殿堂入り後はほのおタイプが欲しい場面がほぼない*2

 

また1匹縛りで有用な積み技が皆無なのも苦しい。攻撃・特攻を上げる技は一切覚えない。覚える積み技は、おいかぜこうそくいどうかげぶんしん、以上。比較的素早いピジョットおいかぜこうそくいどうは無用の長物。よほど詰めば、かげぶんしん運ゲーに持ち込む可能性があるというレベル。

ピジョットは後の世代になっても全く積み技を貰えていない。第七世代でふるいたてるを貰うまで一切追加されていない。

 

ミカン戦まで

ジョウトジムで鬼門になるのは、はがね使いのミカン。手持ちがコイル×2、ハガネール。ノーマル技は全員に半減、ひこう技はコイル相手には1/4、ハガネール相手には半減ととにかく攻撃が通らない。

 

一方で救いがあるのは先にフスベシティまで進めることが可能な点。ロケット団アジト・フスベジムが攻略できるため、ミカンの手持ちとのレベル差を離すことが可能。

 

ミカン戦の攻略方針としては、メトロノーム(スロットの景品)を持たせて、おんがえしを連打する。上記の通りレベル差は大きくなっているため、コイルはワンパンできるようになっている。逆にコイルをワンパンできるレベルに達していないと、でんじはや10万ボルトを使われハガネールどころではないはず。

 

ハガネールは規格外の硬さに加えて、オボンのみも持っているため、何度も攻撃する必要がある。回復アイテムも使用されるし、すなあらしも撒かれる。こちらは回復手段が一切ないため、ダメージレースではかなり不利。ハガネールの最大打点はアイアンテール。ぼうぎょダウンを引いてしまうとまず勝てない。

 

とはいえレベル差が大きくなっているため、挑戦回数は少なめで突破できた。

 

 

ワタル(チャンピオン)戦

チャンピオン挑戦前のステータスがこちら

 

 

実はこのピジョットよりにもよって攻撃下降性格である。

 

ワタル戦の攻略方針はこだわりメガネを持たせて、エアスラッシュを連打する。

先発のギャラドスが威嚇を持っているため、性格関係なく攻撃主体ではまず勝てない。

 

挑戦時のレベルは72であったが、殿堂入り時には84レベルにまで上がってしまった。

開始時のレベルでは、相手をワンパンできないため、ギャラドス(こおりのキバ)やプテラいわなだれ)に効果抜群を取られて倒される。

 

 

どうにか2匹を突破できても、カイリューにでんじはを撒かれて素早さ逆転。ふぶき・かみなりでボコボコの繰り返し。

 

 

つまり殿堂入り時のレベル84は、プテラ以外をワンパンできるようにまで成長した結果である。

 

 

ピジョットが85レベルになっているが、最後のリザードンを倒した際にレベルアップした)

 

 

殿堂入りまでは11時間でした。

 


レッド戦

レッド挑戦前のステータスがこちら

 

 

レベル100になっても攻撃・特攻ともに実数値が200届かず

 

何度か挑んでの感想

ピカチュウ

ピジョットでもおんがえしでワンパンできる

ボルテッカーは耐えられない

・30%のせいでんきを引いたらリセット

ラプラス

ピカチュウの次に必ず出てくる

おんがえしでも確定2発にできない

・必中ふぶきが辛い。かげぶんしん運ゲーもできない

 

 

火力の無さにあられ天候も相まって、ラプラスの突破がほぼ不可能であることが判明。

 

よってピジョット魔改造することを決意

強化ピジョット

努力値の変更

 サブロムに送って、努力値をAD252H4に変更(左変更前、右変更後)

 

 

②わざの変更

 エアスラッシュ・たつまき→はねやすめ・にほんばれに変更。この技変更が超重要。

 

 

レッド打倒へ

攻略方針は以下の通り

・対ピカチュウはこれまで通りに先制おんがえしでワンパン。

・対ラプラスでは初手にほんばれであられ天候を解除

・2手目ではねやすめを使用。たべのこしも持たせているので、ふぶきのダメージをほとんど回復できる。

・はねやすめの効果でひこうタイプが消失するので、ダメージラインが確定2発から確定3発にズレる。よって、はねやすめ→おんがえし→はねやすめの繰り返しで攻撃攻めることが可能になる。

・ただし自分は急所が怖かったため、ふぶきが外れるまではねやすめを繰り返し、ふぶきが外れたタイミングで攻撃していた。

カビゴンカメックスについても同じ手順で攻める

リザードンにはおんがえし、フシギダネにはそらをとぶ

 

レッド撃破!

 

感想

しんどかったけど楽しかった。達成感。

過去のポケモンって普通にプレイしていても、御三家(と回復アイテム)でゴリ押すのが王道なので、シナリオ中に策を考える行為自体が新鮮。

今回なんとなくピジョットを選んだけど、にほんばれとはねやすめを覚えなければ諦めてただろう。それともエアスラ怯みゲー。

レッドまでは、レベル差で突破できるだろうけれど、覚える技によってはレッドを倒せないポケモンもいるかもね

 

とはいえさすがに最低限の性格厳選をするべきだった

A252に振り直しても、フシギバナ相手にはそらをとぶが乱数1発

ねむりごな→急所ヘドロばくだんで逆転ホームランを喰らったときは唖然とした

 

 

フシギバナのHPがおかしいのは、このときは、そらをとぶではなくエアスラッシュを使用したため。その後技をそらをとぶに変更したが、結局確定1発にはできていなかった。)

*1:殿堂入り前では、コガネシティで日曜日にのみ入手可能。殿堂入り後はタマムシデパートで購入可能。

*2:殿堂入り後ははがねタイプを使う強敵がおらず、他に抜群を取れるくさ・むし・こおりは元々ピジョットで等倍以上